最初の入居は自称トルコ人
古家再生は、この1棟から始まった。
購入したのは築50年ほどの戸建て。
価格は480万円。リフォームに330万円ほどかかった。
最初にやったのは、とにかく掃除。
床も壁も庭も、徹底的に掃除した。
古家は不思議なもので、掃除をすると少しずつ空気が変わる。
最初は暗く重たかった家が、少しずつ呼吸を始めるような感覚がある。
不慣れながらもステージング(物件の魅力を引き立てるための演出)もやってみた。
そうして入居募集を始め、2か月ほどで入居者が決まった。
入居者は、自称トルコ人の男性2人。
契約者は、トルコ人の解体屋の自称「兄貴」とその妻。
……少なくとも、契約者はそう言っていた。
だから自分の中では「自称トルコ人」である。
保証会社も問題なく通り、無事に契約。
これで一安心、と思った。
しかし、本当に大変だったのはその後だった。
駐車場問題
この物件には駐車場がなかった。
入居付けを楽にするため、最初は近所の月極駐車場を自分名義で借りていた。
そして入居後、その駐車場契約を入居者に引き継いでもらった。
ところが、駐車マナーがかなり自由だった。
駐車場管理会社から、自分にクレームの電話が入るようになる。
「入居者の車の停め方が良くない」
「夜中の出入りが多い」
「会話がうるさい」
契約は入居者に引き継いでいるはずなのに、なぜか自分に連絡が来る。
管理会社にとっては「大家=責任者」なのだろう。
このとき、思った。
「それなら、自分で駐車場を作るしかない。」
そこで目をつけたのが、隣にあった空き家だった。

隣の空き家
この空き家を買って解体し、駐車場にできないだろうか。
そう考えたのが、次のストーリーの始まりだった。
この隣地の購入のため、自分は仙台まで行くことになる。
その話は、また次の記事で書こうと思う。
1棟目の数字
参考までに、この物件の数字を載せておく。
- 購入価格:480万円
- リフォーム費用:330万円
- 家賃:8.5万円
表面利回りは約12.6%。
数字だけ見れば、特別すごい物件ではないかもしれない。
それでも、この1棟目は自分にとって大きな意味がある。
古家再生の面白さも、難しさも、
そして「人と関わる大家業」というものを、最初に教えてくれた物件だからだ。

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